龍田大社(奈良県生駒郡三郷町)は「風の神様」として古くから多くの方に親しまれており、天地宇宙の万物生成の中心となる「気」でお守護(まも)りくださる、幅広いお力のある神様です。歴史はとても古く、今から約2100年前、第10代崇神天皇の時代、国内が凶作や疫病の流行に騒然としていたさなか、天皇の御夢に現れた大神様のお告げ通りにお社を造営されると、作物は豊作に、疫病は退散したと伝えられており、それが当社の創建とされています。また陰陽五行では「風の神様」は木気にあたることを示しており、「木」偏に「風」と書く【楓】で四方八方(東西南北とその間の四方)を風の神様の清々しい「気」が行きわたる様にと【八重の楓】をご神紋として用いております。

龍田大社では初宮詣(お宮参り)や七五三などお子様の成長を見守護る儀式をはじめ、交通安全や厄除け、家相除けなどみなさまの日頃の安全をご祈祷しております。また、凛と澄んだ空気を感じる境内での神前結婚式も一般的な結婚式と異なり、人生の節目を祝い誓う清々しい儀式になります。 その他諸祈願や地鎮祭などの出張祭も承っております。またご希望の方には『陰陽五行』の思想に由来する「気」のバランスを保つ「風神護符」というお守りを授与しています。

龍田大社では年間を通して様々な行事を行っております。五穀豊穣を祈る瀧祭・例大祭(4月)や風鎮大祭(7月)、ならびに豊作へ感謝する秋季大祭・渡御祭(10月)をはじめ、1年を通して常に多くの方とともに神様のもとへ集い心相和すことのできる行事を行っております。またその多くは一般の方もご自由にご参列いただけます。