令和八年 風鎮大祭 宮司挨拶
令和八年七月五日
先ずもって 聖寿の万歳を寿ぎ奉り ご皇室の御安泰と国家の隆昌そして 地球の安寧、惟神大宇宙の平和を お祈り申し上げます。
本日ここに 龍田大社 第2116回 風鎮大祭にあたり ご来賓各位をお迎えし
地元氏子の皆様方 全国崇敬者の皆様方 多数の皆様方ご参列の元 厳粛且つ盛大裡のうちに 祭典斎行出来得ました事は 大神様のご加護は元より 皆様方の厚き敬神の念によるものと
深く感謝申し上げます。
本日の祝詞の冒頭は陰陽大元の肇の神さまとお称え申し上げます から始まります。
つまり当社ご祭神は 陰陽道と誠に関わり深い風の神さまであり 気の流れを司り給う神さまで森羅万象と人の間をお取次ぎ下さる神さまなのです。陰陽道は 陰陽の両極を見極め その均衡を保つための中心を重んじます。そしてこの中心を保つための呪文があります。天地の恵みに感謝という意味の言霊 即ち 『ありがたい』であります。ありがたい ありがとうの反対語は あたりまえです。ともすれば 自分中心に物事を解釈致し 不平不満を言いがちな昨今ですが 何事もない 当たり前に平凡な日常こそが どれほどありがたい事でありましょうか。日常
あたりまえと感じた時が最も危うい瞬間ですので そのような時には ありがたい と呟いてください。
さて 令和三年より三期計画を以って取り進めております 第一回式年大造営事業は
多くの皆様方のお力添えを頂き 令和四年に第一期事業として 大鳥居修復 ご本殿第一殿
お屋根檜皮葺き替えを 令和五年 第二期事業としてご本殿第二殿お屋根檜皮葺き替えを完工致しました。第三期事業は摂社二社 末社三社の修復並び境内トイレ新設を予定しながら
資金不足により募財活動中でありましたが 摂社・末社の傾きが著しく危険な状態となった為 今年六月から急きょ工事を着手致して居ります。本日も 斯様に 当たり前の如く
2116回目の風鎮大祭ご斎行でき得ましたことは 大神さまのご加護は元より 多くのご先祖様方が 龍田の大神さまに感謝の真を捧げるべく お護り伝えて頂いたからこそであります。
皆様方には そのご恩に報いるべく 何卒 旧に倍する お力添えを賜ります様 伏して
懇願申し上げますと共に どうか 龍田の大神さまの ご神気を頂いてください。ご神気を頂くとは 神さまを身近に感じることでございます。つまり風を感じた瞬間に 龍田の大神さまが
お守り下さっていると 微塵も疑いなくお感じください。そして大自然と共存しながら
何があろうとも 龍田の大神さまを信じ切って 陰転陽動 明るく 楽しく 元気よく
お過ごしくださいます様 心から お祈り申し上げます。