今月の講話(毎月1日 月次祭後の宮司講話です)

平成27年8月 ご縁とご縁で10円?

 夏です。暑いです。暑いですが、暑いと感じられる身体があり、今日、ここに神様のご縁により、居合わせることが、どれほどありがたいことでしょうか。神様のご縁、皆様方のご縁、ご縁とご縁で充縁、つまりご縁が充ち充ちる訳でして、縁は円であり、円が満ちて円満となります。昨日はブルームーンと言う満月の日に当たり、深いご縁つながりから、不思議な音霊のご奉納を頂き、地球の円満をお祈り致しました。そして本日の月次祭の大祓詞奉唱は、皆様方と唱え出した瞬間から、拝殿周辺のセミたちがより一層大きな声で鳴き出し、私どもと一緒に大祓いに参加してくれました。ここに、大自然との共生のありがたさを感じることができます。
 さて、本年は戦争終結後70年と言う大きな節目を迎えます。皆様方には それぞれの想いはおありかとは存じますが、70年前に母国を、家族を、守るために尊い命を捧げられた方々、またその方々を陰ながら見守り支えられた方々の心があったからこそ、今日の平和な日本がある訳です。そこで本年から、斯様な沢山の尊いお心に対し、500個の風鈴の音霊にのせて、感謝の真を捧げたく、8月15日に、風鈴まつりを斎行致します。ご縁のある皆様方には、是非ともご参加賜ります様ご案内を申し上げ、境内の元気なセミたちのように、暑いこの夏を乗り越えて頂きます様、お祈り申し上げます。

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