今月の講話(毎月1日 月次祭後の宮司講話です)

平成27年11月 四季と人生

秋から冬に移り変わる土用の最中 皆様方には いかがお過ごしでしょう。
暦の上では今月は 冷たい風 木枯らし吹きわたる立冬を迎えます。
この風に吹き散らされる木の葉を 風葉と言い その時のサラサラと言う音は 雨音に例えられ 落葉時雨とも言います。まさに 冬支度の到来です。
さて この支度と言う言葉 季節の四季を人の一生に置き換えると 春は青年期 夏は中年期 秋は更年期 冬は老年期と言え 四季にはそれぞれ深い意味があり それぞれの季節を迎える前には 必ず支度が必要となります。
しかし 季節感を感じ難くなりつつある昨今 人生の季節ごとの支度を意識される方が どれほど いらっしゃるでしょうか?支度を要する時期には 必ず様々な事象が起こり 気付きを得る事ができます。しかし これとて 普段から物事を素直に感じ取る習慣がなければ 難しいわけです。
今年も あと二か月。新しい年を清々しくお迎え頂くためにも お支度に余念無きよう 今月も 寒さに負けず お元気にお過ごしくださいます様 お祈り申し上げます。

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