今月の講話(毎月1日 月次祭後の宮司講話です)

平成28年1月 丙申歳(ひのえさるのとし) 風の言霊 『 一 歩 』

新年 明けまして おめでとうございます。
風の神様から頂いた言葉を、風の言霊と題して、昨年より皆様方にお伝えさせて頂いており、『一歩』を今年の言霊とさせて頂きました。

さて今年は、丙申歳です。暦の上では、ひのえは丙の字を用います。丙は十干の中で、最も勢いが強いと言われ、天に輝く太陽を表し、明るく分け隔てなく周囲に活力を与える力を指します。一方さるは、のばす・想いを外に出して展開していくと言う申の字を当てます。この申の字に人偏を足すと「伸びる」になり、更に示偏を加えると、「神」と言う字になります。
物事を前向きにとらえる時に、一歩前進などと申しますが、前進=前伸=前神となり、物事を前向きにとらえる事は、神様に一歩近づくと解釈できます。 つまり丙申歳は、自身の心を顕かにして、神様に、あるいは目標に向かって少しでも前向きに近づける年と言えます。
皆様方には今年一年、風の大神様のご加護の元、神様に、あるいは目標に、一歩でも近づける様、より良き一歩、また一歩と歩み続けられる一年であります様、お祈り申し上げます。

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