今月の講話(毎月1日 月次祭後の宮司講話です)

平成28年3月 神様のおはからい

例年に無く 寒暖差の激しかった冬から ようやく春めいて参りました。 今月は特に卒業の時期を迎え 各種学校をご卒業の皆様方には 誠におめでとうございます。
さて 自然界では 1年を通して春夏秋冬のみならず 天災など様々な事象が繰り返し起こります。人生においても 一生を通じて様々な出来事が繰り返し無数に起こります。これら全ては 神様の成せる業。つまり神様のお計らいによるものと 考えられます。私どもが よく生かされていると申しますゆえんは ここにあるのです。つまり神様のお計らいの中に 私どもは生かされている訳です。では 私どもをご守護下さる神様が なぜ天災や辛い事象を起こされるのでしょう。
もちろん 神様は常に私どもをご守護下さり と同時に 私どもが幸せに過ごせるようにとの祈りを お捧げ下さってるからです。一見 辛い事象と幸せな生活が結びつかない様に思われがちですが そうではありません。例えば 病気をして 改めて健康のありがたさに気づく事ができます。気づけば学ぶことができ 1つ成長できるのです。表向きはたとえ辛いことであっても そこにある深い意味を感じようとする工夫をすれば 辛いことの中にも 楽しさを見出すことができるのです。
過去 現在 未来 にとらわれる事なく 今この瞬間を 清く明るく楽しく精一杯 生きていくことが 何よりも神様の御心に沿う道。しかし言うは易く行うは難し。常に反省と自問自答を繰り返し それでも精一杯生きる事が 人生。1度しかない人生。ならば いつもいつでも楽しいと感じながら 過ごしてみてはいかがでしょう。

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