今月の講話(毎月1日 月次祭後の宮司講話です)

平成28年5月 ありがたゐ風

先ず以て 熊本地震により被災された皆様方には 心よりお見舞い申し上げますと共に 1日も早いご復興を お祈り申し上げます。

さて 「ありがたゐ」この一言で 何を連想されるでしょうか。
私どもの先祖は 自然の現象 例えば気候や天変地異は 人間をはるかにこえた超自然的なチカラであり そこに神様の存在を感じて参りました。
つまり 自然界の現象は 全て天の成せる業なのです。
では 今回の地震には 一体どんな意味があるのでしょう。神様は 私ども人間に何を気づき 何を伝えようとされたのでしょう。
そんな事を 考える時 風の神さまは 本当に「ありがたゐ」と感じます。
皆様方が 様々な想いを抱いて当社にお参りされますと 風の神さまは必ずその時その時に応じた風を吹かせて 優しく包んで下さいます。時には元気を下さいます。時には頭をコツンとされる事もあります。いずれの時も 風を吹かせて わかりやすく教えて下さいます。風の神さまを感じたいと心で念ずれば いつでも 誰にでも どこにいても すぐそばにおいで頂けます。
そして 風を感じた瞬間 「ありがたゐ」と感じれる 素直な心が大切です。 境内は まばゆいまでの 新緑です。昨年も申しましたが 新緑は神力です。 あふれんばかりの ご神気みなぎる 今のご神域を 是非ともご堪能下さい。

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