今月の講話(毎月1日 月次祭後の宮司講話です)

平成29年2月 『古事記に らしさ を学ぶ』

 2月3日の節分を年越しと言い 翌4日の立春が 暦での新しい酉歳の始まりです。今年は どんな1年になさりたいですか?

さて 「らしさ」という言葉から 何を連想されますか?男らしさ・こどもらしさ・人間らしさ・・・

人は自然と共に生かされています。自然の恩恵を頂いて生きています。言い換えれば 自然界の影響を頂いて 生かされています。つまり 自然界の波動を感じて 生きている訳です。では この逆に 人の波動も自然界に大きな影響を与えていると考えられないでしょうか?
地球温暖化・異常気象・天変地異等々 自然も自然らしさが無くなりつつあるのは 人らしさを失いつつある人の影響を受けているからではないでしょうか?今の地球の変貌は 正に今の地球人の心を映し出したものに過ぎない。そう感じる時 「らしさ」は とても大切に想います。

古事記。それは日本人が日本人らしさに立ち還るために書かれた書物であり 気づきを授けてくれる箇所が 随所にあります。神典と呼ばれるゆえんは ここにあります。以前申し上げました。神様は 常に気づきをお与え下さるご存在だと。古事記を神様からの メッセージととらえる時 今一度 古事記を 心読されてみては いかがでしょう。

皆様方には 風の大神さまへのご信仰を通して 大神さまのご加護の元 今年1年 らしさを大切に 一心にお過ごしくださいます様 お祈り申し上げます。

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