今月の講話(毎月1日 月次祭後の宮司講話です)

平成二十九年 風鎮大祭 宮司挨拶

先ず以て 聖寿の万歳を 寿ぎ奉り 皇室の弥栄と 国家の隆昌 そして 地球の安泰と惟神大宇宙の平和を お祈り申し上げます。
本日ここに 風鎮大祭にあたり ご来賓各位をお迎えし 地元氏子の皆様方 全国 崇敬者の皆様方 多数の皆様方ご参列の元 厳粛且つ盛大裡のうちに 祭典斎行 出来得ました事は 大神様のご加護は元より 皆様方の厚き敬神の念によるものと 深く感謝申し上げます。
 さて 自然界には 目に見える動きのある働きと目に見えない静かな働きがあるのを ご存じでしょうか?
太陽の輝きは 地上の生命を育み 雨は大地に潤いをもたらしてくれます。
一方 月の満ち欠けは 生命の生死を促し 風は生命の成育に力を致します。このように人は 目に見える見えないに拘わらず 自然との共生という形の中で 自然の恩恵を頂いて生きており 自然界の影響を頂いて 生かされています。つまり 自然界の波動を感じて 生きている訳で 逆に 人の波動も自然界に大きな影響を与えていると考えられます。
地球温暖化・異常気象・天変地異等々 自然も自然らしさが無くなりつつあるのは 人らしさを失いつつある人の波動を受けているからであり 今の地球の変貌は 正に今の地球人の心を映し出したものに過ぎず 地球を一つの生き物と捉える時 地球もまた 大宇宙の波動を受けており 逆に 地球が出す波動が 大宇宙に大きな影響を与えているのです。 今 地球のみならず 大宇宙は 誠に不安定な状態にある事に気づいているのは ごく一部の人のみなのです。
冒頭 惟神大宇宙の平和と申し上げた由縁は ここにあります。
では 不安定な 地球や大宇宙に対して 人は一体何ができるのでしょう。
天下泰平と申しますと 日本の国のみ泰平と とらえがちですが 天は  我が国のみならず 世界各国のどこにでもあり 地球上全てに存在しており 天下泰平とは 地球上の全てが泰平である様にと 解釈できると 以前申し上げました。
そして「地球は一つ」と言う指針を掲げたのであります。
しかし 天下の天は 「アマ」と読みます。大和言葉でアマの「ア」は大宇宙を指し アマの「マ」は時空間を指します。つまり 天下泰平とは 地球を含めた大宇宙の安定を願う言葉なのです。
更に 人には 不思議な働きが備えられています。感謝 ありがたいと 感じた時 心が満たされた想いをされたことはないですか。
人が感謝の心を抱くとき 人は良い波動を出し大宇宙とつながる事ができるのです。 ここまで申し上げれば 気の流れをご守護下さる 龍田の大神様を ご崇敬頂いて居る皆様方には もうお気づきの事と存じます。
天下泰平を願うには いつも どんな小さなことにでも ありがたいと 感謝の心を抱いて 良き波動により 大宇宙とつながり 大宇宙を より良き波動で 包み込んであげればよいのです。ここに 新たな指針として「惟神大宇宙平和」を提唱致したく存じます。
皆様方には龍田の大神さまのご加護のもと 明元素。いつも どんな時でも 明るく 元気で 素直な心を忘れず 感謝の日々をお過ごし頂きます様お祈り申し上げますとともに 龍田の大神様をご崇敬頂いて居る 皆様方から 是非とも この想い「惟神大宇宙平和」を ご発信下さいます事を ご期待申し上げお礼のご挨拶といたします。

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