今月の講話(毎月1日 月次祭後の宮司講話です)

令和元年8月の講和 『自分を大切にする』

 本日 皆様方には 誠に元気な蝉しぐれの中 ようこそお参り下さいました。 人が この世に生まれてくる時 自身で父親母親を選んで生まれてくると言われております。当然その両親にはそれぞれ両親があり 更にその両親にも両親がおられ つまり沢山のご先祖様がおいでです。
 今月 特にお盆の月ということで 先祖まつりを大切に行いましょうと言うことが 古くから伝わる 日本の国柄であります。
 先祖の「祖」には はじまり・もと と言う意味があり やまと言葉で「そ」とは 空・寄り添うと解釈致し 先祖とは いつも私どもに寄り添いながら お守り下さっているご存在であります。ご先祖を大切にすることは 自分自身を大切にすることにつながり 自身を大切にすることが 子孫を大切にすることへつながります。そして 昔から伝わる 先祖まつりをしっかり守り 子孫へ伝えることも 今を生かされている 私どもの つとめであります。
 今月15日 ご先祖に対して 感謝の真心を捧げるべく 第5回風鈴まつりを 斎行いたします。お時間がおありでしたら ぜひご参列頂き 龍田の大神さまを通して 過去の全てのご先祖に 感謝の真をお捧げ頂ければ幸いです。
 いずれに致しましても 年々酷暑となって参りましたが 境内の 元気な蝉たちに負けないよう 今月も どうかお元気に お過ごしくださいます様お祈り申し上げます。  

過去の講話一覧