今月の講話(毎月1日 月次祭後の宮司講話です)

令和元年10月の講和 『収穫は素直から』

 今月19・20日の両日は 毎年恒例の 農作物収穫感謝の秋祭りを 斎行申し上げます。 農作物は その時々に応じて 真心こめて素直に精一杯の愛情を注ぐことにより 成長という答えを返してくれます。そして 無事収穫に対して感謝の心を捧げるのが秋祭りです。
 収穫と申しますと 人生においても 一日・一年・一生を通じてその時々に収穫があります。人生には 色んなことが起こります。目の前に起こったことから 気づき そして成長する。これが1つの収穫と言えるでしょう。ただ その時に 大切なことは 自身の心が素直であるということです。素直でなければ 目の前の事柄から 気づくことすらできません。 ましてや 収穫することなど。
 「す・な・お」とは 健やかで 和やかな魂の状態です。よくありがちなのは 勘違いです。勘違いとは 素直な気持ちを押しころして 封じ込めてしまう 重たい魂の状態を表します。つまり 素直と勘違いは 真逆に位置します。ですから 当たり前の日常生活こそがいかにありがたいと 体感できることが 素直な魂を保ち続ける秘訣なのです。
 風の神さまは 祓いの神さまでもあります。自分の心が 素直ではないと思われた 瞬間は すぐ 風を感じて リセットしてください。  

過去の講話一覧