今月の講話(毎月1日 月次祭後の宮司講話です)

令和2年9月の講和 『諺は 自然界のルール?』

 暑さ寒さも彼岸まで。境内では つくつくぼうしも鳴き始め 少しずつ秋の気配が漂う昨今。 今年は うるう年で 昨日が立春より数えて210日。当社でも 二百十日祭を 修めさせて頂きました。この二百十日も 先人が生活の中から 後世に伝えるべく 生きる智恵として今日に至っております。いわゆる諺という文字の 【彦】 には 整った・素敵なという意味がございまして 言霊が整ったものが諺ということになります。
 さて 泣きっ面に蜂という諺がございますが コロナ禍と言われる現状を なぞらえると マイナスのとらえ方で マイナス波動を出し 更なるマイナスの事象を引き寄せている感がございます。一見 マイナスのように感じるコロナ禍を 転じてプラスに受け取ると 自分を始め周りの方々をプラスの事象で包み込むことができます(陰転陽動)。
 私どもは 自然界の生き物の一員であります。自然界のルールを守り 生き物たちに倣いながら 明るく 楽しく 元気よく過ごすことこそが 豊かに 幸せに栄える秘訣ではないでしょうか。 

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