今月の講話(毎月1日 月次祭後の宮司講話です)

令和3年11月の講和『冬と成る』

 暦の上では 程なく秋の土用も明け 立冬を迎えます。かな暦では立春は春が立つ。立冬は冬と成ると申します。つまり 春を迎えるにあたり 熟成の時期となるの意味です。この様に季節が巡りゆく中で 私どもは日常の生活を営ませて頂いております。
 世の喧騒とは裏腹に 森羅万象は自ずと時の流れを感じ 来るべき冬に応じて身仕度を整えつつあり この仕度という言葉は 次の季節に亘る 整えるという解釈もできるのです。
 年内余日2か月。今年の言霊は『協心』でございます。昨年来のコロナに振り回される事無く 夫々が自分勝手という事でもなく お互いに心を添わしながら 見えない力にも感謝を捧げ 1年を過ごしましょうという意味でございます。
 どうか 皆様方には年内余日を 更なる協心というお心持で  来るべき新しい年を迎えるためのお仕度を お整え頂きながら 今月もお元気にお過ごしくださいます様 お祈り申し上げます。  

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