今月の講話(毎月1日 月次祭後の宮司講話です)

令和5年4月の講話『丹精をこめる』

 境内では 桜が満開となり 鶯がさえずり 至る所に 沢山の花々が咲き誇り 百花繚乱がピタリと当てはまる 本日のご神域。
そして あちこちで咲き誇っている花々のお手入れは 地元花宮会の皆さんが 年中の暑さ寒さをいとわず 丹精込めて お花作りのお世話を頂いたお陰であります。
 この丹精を込めるという言葉。丹は 赤いという意味で 精はお米を綺麗に磨き上げるという意味。つまり 偽りのない赤心を以って これ以上できないという真心を込めて 事に当たると解釈できます。
 人は夫々 お役目を担って この世に生を享け 人生という時空の中で お役目を果たすべく 或いは お役目が何かを探すべく 一生を過ごします。その間 様々な気の流れ 即ち 気の流れが滞る事もあれば 勢いよく流れる時もあり その変化により 気づき学びを頂けます。コロナが流行して3年。言い換えれば コロナのせいにして過ごした3年。そろそろ コロナのせいでという事を卒業しませんか。
 本日 ご神域では ほんとうに 色々な花々が 正に全解放というぐらいに 咲き乱れているこの気配を感じるとき ある意味 今年こそは 全解放して うるわしく 心豊かに過ごしてね という予祝ととらえることができます。
 どうか 皆様方には 全解放されたからこそできる 丹精を込めたご日常をお過ごし頂きつつ 今月もお元気に お過ごしくださいます様 お祈り申し上げます。

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