今月の講話(毎月1日 月次祭後の宮司講話です)

令和6年 秋季大祭・第29回渡御祭宮司挨拶

 先ずもって 聖寿の万歳を寿ぎ奉り ご皇室のご安泰 国家の隆昌 惟神大宇宙の安寧をお祈り申し上げます。
 本日ここに 秋季大祭・再興第29回渡御祭を斎行致しました処 来賓各位をお迎えし 氏子崇敬者多数の皆様方ご参列の元 厳粛盛大裡に祭典斎行できましたことは 大神さまの御加護はもとより 皆様方の篤き敬神の念によるものと 深く感謝申し上げる次第です。
 春の例大祭・夏の風鎮大祭は 五穀豊穣 諸産業繁栄安泰をお祈りするお祭りであるのに対し 本日の秋祭りは五穀豊穣感謝 諸産業繁栄安泰感謝のお祭りでございます。
 感謝の反対語は あたりまえ でありますが これは表裏一体 つまり陰陽道では陰陽表裏一体に心を致す事が肝要とされ 平凡な当たり前の日常と感じた時にこそ それがどれほどありがたいかということに 気づくことが大切であります。
 昔から伝わることを 継承し 次世代に伝えることを 伝世と申します。
 皆様方には 龍田の大神さまの御加護のもと どうか 平凡で当たり前の日常こそが どれほど ありがたいか と言う事をご伝世頂きながら お元気に お過ごしくださいますようお祈り申し上げます。

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